四日市床掘工事及び長良川河口堰の見学

四日市床掘工事 及び 長良川河口堰 の 見学

6月11日(火) 2年土木科・3年土木科の生徒を対象に,現場見学会が行われました。

今回の見学会は,観光バスを使用せず,電車と徒歩での移動で見学会を開催しました。
朝9:40に,四日市の港に集合です。ここの港はJR四日市駅から徒歩30分くらいかかります。途中,鉄道の跳ね橋である「末広橋梁」や道路の跳ね橋の「臨港橋」を通過しましたが,「末広橋梁」上がったまま,「臨港橋」は下がったままであり,可動している姿を見ることはできませんでした。

末広橋

遮断機がある臨港橋

本日の集合場所は四日市ポートサービスです。
ポンツーンがたくさんあり,ここから船に乗ります。

四日市ポートサービスに集合後,国土交通省四日市港湾事務所の方から,ヘルメットと救命胴衣をお借りし,本日の現場見学の説明をしていただきました。

四日市港の概要から四日市港の取扱貨物,そして今回見学する,霞ヶ浦北ふ頭地区岸壁整備事業についての詳細を教えていただきました。

2年生と3年生に分かれて,船に乗り,現場まで行きます。

海からは,多くの石油化学コンビナートや輸入石炭の備蓄基地,コンテナや自動車(ホンダ)の外貿貨物の船,火力発電所を見ることが出来ました。四日市港のすごさを実感することができました。

現場に,到着です。まずはグラブ浚渫船「第18おかむら丸」に乗せてもらいました。この船はアンカーレスの船で,船の中心と後部にスパッドとよばれる杭みたいなものがあり,それで固定されています。

グラブ浚渫船に乗ります

グラブバケットが海中に沈み,海中の泥をつかみ,浚渫土を土運船に入れていきます。かなり大きなグラブバケットです。
浚渫船内では,どれだけ泥を救ったかがわかるようになっており,コンピュータ制御のハイテク機械が使用されていました。

次に,小島組のバージアンローダー船P-8160良成丸に乗りました。このバージアンローダー船は,土砂を積載した土運船の船倉に注水し土砂と撹拌混合し,これを揚土ポンプにて吸い上げ埋立地まで排送する作業船です。

まず,小島組の方からバージアンローダー船の説明をしていただきました。
熱心に質問する生徒さんも
また,コントロールルームも見せていただきました。

再び船に乗り,港に戻りました。

最後に質問に答えていただきました。

質問では,「埋め立ての時に生き物はどうなるのですか」とか「浚渫船やバージアンローダー船の燃料はどれくらいもつのですか」などの質問が出ました。  

そして,最後に国家公務員の説明をしていただき,中部地方整備局の仕事も面白そうだなと,感じた生徒も多かったようです。

午後は,長良川河口堰へ行きました。
長島駅から,徒歩で30分くらいかかりました。

長良川河口堰では,まず全体説明をしていただきました。

2年生と3年生に分かれて,実際に河口堰を見に行きました。たまたま,ゲートが可動している様子をみることができました。
ゲートは上段のゲートと下段のゲートがあり,常に河川水は流下しています。

次に魚道観察室へ行き,魚か泳いでいるのをみることができました。ここでは,鮎の遡上時にはたくさんの鮎をみることができるそうです。

最後に,アクアプラザながらに戻り,河口堰の詳細や水資源機構についての説明をしていただきました。

長良川河口堰の皆様 ありがとうございました。
見学終了後は,長島駅まで歩き,帰宅となりました。

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