愛知県高等学校総合体育大会(インターハイ予選)、学校対抗戦(団体戦)で2年ぶり4度目の優勝です。星城高校に4−3、一宮工業に4−3と、大接戦を制して優勝。本当によくやってくれました。なかでも、新入生が大活躍!昨年のインターハイ選手を撃破!この勝利が名工の優勝をグッと近づけました。
歓喜の胴上げです。この学年は本当に苦労した学年でした。1年次の4月、入部した人数も多かったが、退部者も多かった。合宿で怪我をして手術、入院になったり、チームワークで悩んだり・・・。しかし、いつしか心はひとつに・・・。
選手達の頑張りにただただ、頭が下がります。よくやってくれました。
胴上げ、嬉しかったなあ。
8月、ついにやってきました。インターハイ。入場行進です。「煌く青春 南関東総体2014」「君の汗 輝く一滴 勝利の雫」、レスリング競技は神奈川県横須賀市で実施されました。堂々の入場行進です。夢の舞台にやってきて、感無量です。
しかし、試合で勝つためにやってきたのです。
1回戦、相手は栃木県代表です。どうしても1回戦は勝ちたい!
50s級渡邉亮知です。タックルも投げも使う器用な選手。副キャプテンとして、チームの中心となってきました。キャプテン代行で合宿を乗り越えたことも。県予選も全勝。頼もしい「切り込み隊長」です。
1Pは先制、2Pも接戦が続きます。相手はジュニアからやってる選手。やっぱり上手い。
悔しいがやられてしまいます。
55kg級仲得史穏です。渡邉、仲得どちらが50kgでどちらが55kgか。オーダーも悩みました。仲得兄弟最後の遺伝子。6人兄弟の末っ子。5人が男。5人とも名工レスリング部。本当にうれしい兄弟です。長男が高校に入学したときは、史穏はまだ赤ちゃんでした。
お兄ちゃんたちの夢も背負って、果たせなかったインターハイ団体戦のマットに立ちます。
頼むぞ!史穏!
1P、4点をとって先制しますが、追いつかれます。史穏は運動能力が高く、センス溢れる選手です。必死に闘いますが、上手くポイントに結びつきません。50s級がとられただけに、ここはなんとしてもとっておきたい。
接戦で負けてしまいました。
ちょっと厳しくなってきました。
60kg級土田拓大です。2年生です。県大会で活躍した選手は体調を崩し、入院。チーム事情は決して楽ではありません。その選手のためにも、必ず勝利を・・・。
2年生で抜擢されました。体力もあり、センスもあります。ただ、まだ経験不足。自分の試合がつくれないまま、負けてしまいました。この経験は秋以降に生かしていくことになります。
66kg級奥田和輝です。この選手も怪我で苦労した選手です。本来は60kg級の選手ですが、チーム事情で66s級で出場。相手と体格差を感じますが、頑張ってほしい。
タックルに入ります。タイミングもスピードもいい・・・。しかし、とれそうでとれません。
この階級が負ければ団体での負けが決まってしまいます。
何とかしてほしい・・・。
相手のほうが上でした。本当に悔しい。
残りの階級で意地を見せろ!
74kg級服部勝士です。県予選では、接戦で負けてしまい悔しい思いをしました。この日も接戦です。
ポイントはとるが取り返されるのが、弱点。最後まで気持ちを切らさずにいけ!
今日は勝つことができました。インターハイのマットで勝ち名乗りを受けることができました。
84s級深谷允哉です。タックルからローリング。ぐるぐる回します。テクニカルフォールで勝ちました。チームの勝敗は決まっていますが、全力で闘います。
これこそ高校生!
120s級、キャプテンの八木真也登場。2年生のGWに足首を骨折、入院。昨年は本当に悔しい思いをしてきました。それを乗り越えて、ついに、昨年来るはずだったインターハイの舞台にやってきました。
心をこめてマットに上がります。
必殺、一本背負いが決まります。一方的な試合運びで勝ちました。さすがキャプテン。頼りになります。
結局スコアは3-4で敗退。「あとひとつ」がとれませんでした。全国で勝つのは本当に難しい。
ここまでくることができた頑張りを誇りに思います。ただ、やっぱり、「その先」に行きたい。
いつか、振り返ったとき、この日の試合が通過点であり、ターニングポイントであった、といえるように、これからさらに頑張っていこう。
「燃えよ!闘魂」の横断幕です。今年度の保護者会が作ってくれました。普段は部旗の「燃えよ闘魂」を持参するのですが、今年はもちろんコレ。オレンジ色は保護者会Tシャツと同色。よく目立ちます。
保護者の方々も大勢、応援に来てくださいました。
個人戦がスタート。50kg級渡邉亮知の1回戦。相手は千葉県の選手。団体戦では悔しい思いをしただけに、ここは意地を見せたい!
一進一退の攻防が続きます。技が決まってポイントはとりますが、今度はとられ・・・。
何とか、1点差で接戦をものにしました。シーソーゲームの最後はラスト7秒でフォール勝ち!
この勝利は大きい!
96kg八木真也の1回戦です。相手は熊本県の選手。実は、3月の全国選抜で勝っている相手。相手は、「またコイツか・・・」と思っているはず。
八木の足首はまだ本調子ではなく、フリースタイルで足を攻められたら一巻の終わり。
何とか、スタンドで勝ちたい!
必殺の一本背負いを繰り出すが、決まりません。選抜では面白いように決まったのに・・・。
やはり、得意技が警戒されていました。
現在のコンディションで、投げ技が決まらないのはキツイ。

今回は、負けてしまいました。ケガさえなければ・・・。

本当に悔しい!
84kg深谷允哉です。まだ2年生。昨年、1年生でインターハイ個人戦に出場。1年生でインターハイ個人戦に出場は快挙でした。今年は、2年生となり、この舞台に戻ってきました。絶対に勝つ!
1回戦は宮崎県の選手です。
タックル、ローリングと繰り出して、危なげなく勝利!

しかし、問題は2回戦なんです。
50kg渡邉亮知の2回戦。相手は福島県の選手。1Pで必殺の「亮知投げ」が炸裂!決まった!
見事にフォール!必殺技がインターハイで決まりました。

この技は、代々、先輩から受け継がれた技。もともとは、冬のNTS合宿で全日本のコーチに教えてもらったことから、ウチのチームの技となりました。
身体は小さいが、負けん気が強く、時には、自分の感情をコントロールすることが上手くできないこともありました。
しかし、面倒見はよく、悩んでいる部員の家に行って、悩みを聞いたり、自分たちの熱い思いを話したりして、救ってくれたこともあります。

よく、成長してくれました。
84kg深谷允哉の2回戦。今年のインターハイでどこまで行けるか。
3年生になるまえのこの2年生のインターハイはとても大切です。
しかし、相手は、全国チャンピオンと同等の選手なんです。しかも同じ2年生!
滋賀県のこの選手は、3月の全国選抜大会で準優勝の選手。この選手相手にどこまでできるか・・・。

やはり強い!何もできないまま、負けてしまいます。

全国の壁はとてつもなく厚い。

まだまだ、練習だ
渡邉亮知の3回戦。相手は群馬県の選手。2回戦同様、「亮知投げ」を狙います。相手は明らかに嫌がっている!
投げも決まりますが、さすがにフォールまでもっていけません。
タックルでテイクダウン、グランドでも返され、ポイントをとられます。結局17-8の判定で負けてしまいました。しかし、判定までもつれこんで、相手を十分、苦しめました。

これでウチのチームのインターハイは終わりです。来年も必ずこの場所に戻って来たい!
平成26年度 インターハイフォト