全国高校レスリング米国遠征です。名工からは、2年生の深谷允哉が選ばれました。下里先生もコーチとして選ばれました。全国大会でトップクラスの選手ばかりの選抜チームです。「高校日本代表チーム」なのです。胸には日の丸、背中には「JAPAN」のマーク。

アメリカ合衆国カリフォルニア州へやってきました。約10日間です。宿泊はホームステイ。レスリングだけでなく、アメリカの文化にもふれるとても良い機会です。

ゴールデンゲートブリッジ前にて。橋をバックにすると逆光なので、橋側から撮影。なので橋は写っていません・・・。
親善試合です。日本チームは全日本選抜。相手はカリフォルニアのチーム。チームJAPANは目茶目茶強いです。

深谷はチームの中で唯一の2年生。高校チャンピオンの先輩達から時には厳しく、時にはやさしく、引っ張ってもらいます。先輩達は圧倒的に勝ちますが、彼はやはり苦しみます。遠征の初戦は負けてしまいました。
まだ、始まったばかり。先輩達のように頑張るぞ!
試合が終わって、相手チームと記念撮影。お土産の交換もしました。日本らしいものを持ってきています。漢字で書かれた日本手ぬぐいや紙風船、寿司の形をしたマグネットなど。

片言の英語でコミュニケーションをとります。
サンフランシスコ49ersが本拠地としている「LEVI’STADIUM]にやってきました。観客席だけでなく、ロッカールーム、VIPルーム、グランドにもおりることができました。

実際に、ゴールキックやタッチダウンパスの体験もさせていただきました。
とても楽しい体験となりました。
この日は総合格闘技のジムでレスリングの試合、練習です。左の選手の着ているシャツは下里先生がプレゼントした「闘魂Tシャツ」です。闘魂の意味と「大切にしている言葉」だということを説明し、とても喜んでもらいました。

みんな気さくで「ナイスガイ」です。
この日はある高校で試合です。この日は深谷はしっかりと勝利。相手選手と記念撮影。

このチームの監督は以前、日本に滞在していたことがある方でした。現在はカリフォルニアの高校で体育を教え、部活動はレスリングをしています。アメリカの高校でも、生徒の体力低下をなげいていました。
Menlo大学で大学生と合同練習をしました。日本チームはさすが日本代表チーム。大学生とスパーリングをしても遜色ありません。アメリカ式の練習方法を体験しました。自由度は高いですが、選手達は、意識が高く、みんな一生懸命です。とても良い勉強に「なりました。
スタンフォード大学にやってきました。とても敷地が広く、この大学だけで郵便番号があります。大学がひとつの町みたいです。施設見学でレスリング場、アメフトのスタジアム、バスケの体育館など、どれをとっても、観客席があり、規模がすごいです。
解剖生理学の研究室も見学させていただきました。普段では見ることのできない人体標本や、2mくらいある3Dの解剖学モニターなど、最新の研究所の見学に、とても感銘を受けました。
Wilcox高校にて試合と合同練習です。OBである大学生から技術指導を受けます。
みんな、フレンドリーでとても良い練習となりました。
この高校に日本からの留学生がいました。彼らに通訳をお願いしたところ、喜んで引き受けてくれました。
それにしても、親元を離れて、異国の地で、たくましく生きている17歳の少年達にとても感動しました。
明るくて、一生懸命勉強していて、やさしくて。
やはり、若者は、外に出なければいけませんね。
ヨセミテ国立公園です。ホームステイしているベイエリアから長時間のドライブ・ホテル宿泊を経て、つれて来てもらいました。Menlo大学のマリアーノとアレックスのコンビが、我々のお世話を、ものすごくしてくれたんです。自分のチームの練習をほっといて、我々のために、こんなところまで連れてきてくれました。この日のランチは、マリアーノの提案で、「途中のスーパーで食材を調達し、現地のふもとでサンドウィッチを各自作る。それをリュックに入れて山の上で食事をしよう」ということになりました。これが本当に大成功で、選手達も大喜び。山の上で食べたサンドウィッチは最高に美味かったです。
それにしても、雄大な景色がすごい。
言葉では言い表せないくらいの大自然の美しさ、荘厳さにみんな感動でした。
ヨセミテから帰る途中のお土産屋さん。カリフォルニアオレンジをはじめ、新鮮なフルーツがいっぱい。

雑貨や小物など、楽しいものがたくさんあって、みんな喜んで買ってました。
お世話になったマリアーノです。闘魂Tシャツをプレゼント。とても気に入ってくれました。サンフランシスコジャイアンツの大ファンで、いつもキャップをかぶっています。

マリアーノとは、いろんな話をしました。いろんなジョークはもちろん、まじめな話も・・・。レスリングに対する愛情もとても感じました。心が通じ合った気がしました。

「いつか、俺が育てた選手がアメリカに渡って、マリアーノが教える大学の選手になる日がくるといいな。」
こんな夢を語り合ったりしました。
この日は総合格闘技のジムでレスリングの試合・合同練習です。アメリカでも格闘技は盛んです。
キック・ボクシング・柔術など。レスリングの試合も全勝。そのあと、合同練習も楽しかったです。日本チームに柔術の経験者がいて、特別スパーリングをしてました。楽しそうでした。
最後の訪問校、Fremont高校にて。試合と練習のあと、遠征日誌を書いてます。「コレを完成させないと、日本に着いても解散できないぞ!」みんな必死です。
この学校では、体験授業もさせてもらいました。名工の深谷は体育の授業に参加です。男女共習です。アメフトのゲームの授業でした。
とても貴重な体験でした。
座学です。文学の授業に参加。さすがに何を言ってるか分からないらしく、とても辛かったそうです。

でも、いい経験ができましたね。
全国高校レスリング アメリカ遠征フォト