遂にインターハイに団体でやって来ました。名工レスリング部としては実に28年ぶりの出場です。下里先生が高校生の時以来です。下里先生が監督になってからは初出場となります。
今まで、数々の先輩達が届きそうで届かなかったこの舞台。本当に嬉しく思います。
愛知県の代表チームとして、堂々の入場行進です。
今年は新潟県で開催です。新潟は、毎年3月に全国選抜大会で訪れる県です。
大会愛称は「2012北信越かがやき総体」、大会スローガンは「君は今、希望とともに緑の大地をかけぬける」です。

全国から精鋭達が集まりました。
愛知県の代表チームとして開会式に臨みます。身が引き締まる思いです。
1回戦の相手は、長崎県の島原高校です。このチームは3月の全国選抜大会で3位に入賞しています。

全国トップクラスのチームにどこまでできるかチャレンジだ!
円陣を組みます。「名工ーっ、ファイッ、オーッ!」

観客席では、1年生部員全員で応援。1年生も全員、大会に連れてきました。インターハイ出場チームの一員であることに誇りを持たせたい・・・。
多額な遠征費用がかかりましたが、OB会の皆様からのカンパにより、実現しました。ありがとうございます。

さあ、勝負だ!ベストを尽くそう!
50s級仲得恭平です。彼は、5月の県予選前に手の指の靱帯の手術をすることになり、出場できませんでした。予選では後輩の2年生が50s級の団体戦で最高の仕事をしました。そのお陰で、インターハイに来ることができたんです。
そうとう責任を感じたことでしょう。しかし、チームワークで県予選を突破。本当に感動しました。必死に、治療、リハビリに励み、なんとか、インターハイ本戦には間に合いました。
熱い気持ちを持って、初戦に臨みます。ポイントは取れますが、やはり強い。2−0の判定で負けてしまいました。
55s級の淺井薫人です。名工には、レスリングをするために入学してくれました。
得意技はタックルと首投げです。
なかなか、ポイントをとることができません。
この選手も上手い。ポイントを取られてしまいます。

必死に攻めますが、いい場面をつくることができません。
残念ながら負けてしまいました。
60s級金子勇気です。2年生の早川誠一とレギュラーの座を争ってきました。なかなか結果が出なくて悩んだ時期もありましたが、今、こうして、インターハイのマットに上がっています。
起用に応えようと、いい試合を展開しますが、判定で負けてしまいました。
66s級杉浦麗峰です。全国選抜は84s級に起用しましたが、この春からは本来の66s級で勝負しています。
得意技はタックル、巻投げ、アンクルです。
ポイントをとることはできますが、続けることができません。
相手はどの選手も鍛えられています。本当に強い。
残念ながら負けてしまいました。
74s級、主将の伊藤拓真登場です。相手は個人戦でも全国トップクラスの選手。
拓真の得意技は、首投げ、反り投げ、がぶり返し、ローリングです。
一生懸命攻めて、1セット目を先取しました。「全国でも通用するぞ」
しかし、相手は落ち着いています。さすが全国表彰台。2セット目、3セット目をとられてしまいました。
84s級本田成範です。本来は66s級の選手ですが、チーム事情で84sで闘います。県予選では、この階級で、しっかりと勝利を収め、優勝を決めてくれました。
重量級にはない、スピードで勝負だ。ローシングルが惜しかった。
やはり、相手は強かったです。
なかなか勝たせてまらえません。
120s級は1年生の八木真也です。中学時代は柔道、相撲をやってました。元気の良さが取り柄です。思い切って行け!
まだまだ、経験不足ですが、貴重な大会となりました。

結局、島原高校には、7−0で負けてしまいました。1人も勝てなかったのは本当に悔しい。いくら相手が強いとは言え・・・。
インターハイでの初勝利はおあずけとなりました。
もっと、もっと練習して、少しでも島原に近づくよう頑張ろう!
個人戦66s級杉浦麗峰です。相手は福島県の選手。
麗峰も悪くはないけど、決定的場面が作れません。

残念ながら一回戦で敗退となってしまいました。

国体も全国グレコも逃したので、これが最後の試合となりました。
タックルも投げ技もでき、アンクルは破壊力があります。
本当にいい選手に育ってくれました。
勝たせてやりたかった。
74s級伊藤拓真の個人戦です。昨年は、練習相手・雑用として、先輩と一緒に岩手インターハイを経験しました。今年は、キャプテンとしてチームをまとめ、団体でやってきたのです。
個人戦でももちろん代表。グレコで東海よ制しているので、自信をもってやってきました。
インターハイ直前には、強豪大学からお声をかけて頂いたことも凄く嬉しかったようです。

相手は群馬県の選手。接戦となりますが、やはり、決定的場面がつくれません。
拓真も残念ながら、一回戦敗退です。
84s級本田成範の個人戦。相手は石川県の選手です。本田は本来66sの選手なので、身体は小さいがその分、スピードで勝負です。得意のローシングルが決まり、一回戦を突破しました。なんとか一勝です。

しかし、二回戦は滋賀県の強豪選手に負けてしまいました。

まだ、グレコ大会に出場できるので、もう一回、追い込んで行くぞ!
全員でインターハイにくることができました。1〜3年生で28名。副顧問の中東先生も一緒です。応援部隊の一年生は、夜行バスで中東先生に引率してもらいました。同じTシャツを着て記念撮影。大会期間中、第2マットの上の観客席を毎日、陣取りました。「どこのチームだ」「何人部員がいるんだ」・・・。全国的にみても、この部員数は驚異的みたいです。「素人からレスリングを始めてもチームになるんだ」というところを、全国のレスリング関係者に見て欲しかった、というのが本音です。でも、やはり、勝てなければ意味がありません。次は、勝ち上がれるチームとなって、この大会に戻ってこよう!
試合は負けてしまいましたが、選手、応援、一年生も二年生も三年生も、みんなで労をねぎらって、焼肉食べ放題にきました。
インターハイ期間中にこのような会が持てたことを嬉しく思います。
それにしても、みんな食うわ、食うわ・・・。

やっぱり、焼肉はいいね!
平成24年度 インターハイフォト