全国高校選抜レスリング大会にやってきました。今年は団体で出場です。愛知県で優勝、東海地区で3位になり、東海地区代表として、選抜に臨みます。

レスリング版「春のセンバツ」

甲子園ではなく、新潟市体育館で開幕です!
昨年は、東日本大震災の影響で大会自体が中止に。実は、昨年も団体での出場を決めていたんです。日本中が大変な時でした・・・。でも、できれば、つい先日卒業していった3年生達にも、全国の舞台を経験させてあげたかった・・・。

「先輩達の分まで頑張るぞ!」

夢の舞台での入場行進です!
試合直前のアップです。相手は富山県のチーム。北信越ブロックを勝ち抜いた強豪です。

自分たちのレスリングをしよう!

50s級の仲得恭平は確実なレスリングでフォール勝ち。

続いて55s級の浅井薫人です。ここも確実にフォールで続きます。
幸先いいぞ!
60s級の金子勇気です。相手は北信越の個人戦チャンピオン。やはり強い。

金子も頑張りますが、タックルが決まりません。
残念ながら負けてしまいました。

タックルのタイミングは○なんだけど・・・。処理を練習しよう。 
ここに名前が掲げられることに感謝したい。

できれば勝って、チームに貢献したい!

でも、負けても仲間が勝ってくれれば次へ進める・・・。

団体戦とは、「チームスポーツ」なんです!
66s本田成範です。まだまだ荒削りですが、タックルが決まります。
ここも、勝利!さあ、リーチだ!
74s級キャプテンの伊藤拓真です。がぶり返しが決まります。
見事に試合を決めました。これで、4階級が勝利!団体での勝利も決定です。

さすがキャプテン!
84s級杉浦麗峰です。階級的には厳しいですが、タックルと投げ技が決まります。
得意のアンクルホールドも炸裂!
勝利をものにしました。

120s級は相手がいないため、スコア6-1で勝利!
見事1回戦を突破です!

昨年の先輩達の分まで頑張れたかな?
2回戦、シード校の岩手県のチームと対戦。相手は東北ブロックを2位で通過してきた強豪です。

50s級の仲得恭平。1Pは接戦。ポイントは与えませんがポイントをとることもできません。

結局、判定で敗れます。このくらいの位置にいる選手に勝てるようにならないと、上位は狙えません。

大分、接戦できるようにはなったんだけど・・・。
55sの浅井薫人の相手は何と、計量失格。レスリングは厳しいです。
いくら強くても、計量をパスしないと、マットにあがることさえできません。

60s級は早川誠一を起用。おっと、開始早々、タックルが決まります。1年生ながら、起用に答えようと頑張ります。

いい試合でしたが、あと一歩及ばず、
しかし、次へつながる大事な1戦となりました
66s級本田成範です。相手は、崩しも上手い。全てにおいて1枚上です。

自分の場面をつくりたい!

残念ながら負けてしまいます。
74s級伊藤拓真です。腕とりからのパターンで相手をテイクダウン!フォールの体勢へ・・・。

フォール勝ちだ!チームの勝利に望みをつなぐ価値ある1勝だ!さすがキャプテン!
84s級の杉浦麗峰です。開始早々、いきなり、巻投げが炸裂!よーし!フォールだ!相手もしぶとく、なかなかフォールにさせてくれません。
逃がしてしまい、結局は1Pをとりました。
2P目タックルやアンクルが決まります。ラスト数秒まで勝っていましたが、場外に出されて1失点。2Pを失います。
3P目は大分バテてしまい、結局、接戦で負けてしまいました。
勝っていただけに悔しい。しかし、十分、やっていけることを確認できた試合となりました。
120s級佐々木勇煕の試合です。まだ1年生で全国のマットに上がれることを感謝して欲しい。

まだまだレスリングの技も少なく、勝った経験も少ない選手ですが、思ったよりも、勝負になりました。

これを機に、化けて欲しいです。

1回戦を勝ち、2回戦で姿を消すこととなりました。しかし、全国大会で1勝を上げたので、価値ある大会となったと思います。
全国選抜大会が終わり、場所を変えて、合宿です。新潟県央工業高校にお世話になりました。東北1位の高校や、四国、近畿、関東、中国の各ブロックの強豪校が参加しての凄い合宿となりました。

この合宿に参加できたことは本当に価値があります。

練習試合をこなし、少しの自信と、たくさんのテーマを持って名古屋へ帰れそうです。
「全国にはこんなに強いヤツがいる」「こんなに上手いヤツがいる」「こんなに練習しているヤツらがいる」・・・。

そんなことを実感できた、全国選抜大会&新潟合宿となりました。

でも、「俺たちも、まんざらではないよな・・・」

と、自分たちの努力の方向性が間違いでないことも分かった遠征となりました。

さあ、次はインターハイだ!
平成24年3月 全国選抜大会フォト