国民体育大会レスリング競技。今年は山口県で開催されました。
大会名は「おいでませ!山口国体」、キャッチフレーズは「君の一生懸命に会いたい」、合言葉は「たちあがれ!東北 がんばろう!日本」です。

名工からは2名の選手が代表となりました。

60s級の西山慎二です。得意技はタックルですが、「グレコでもチャレンジしてみよう」ということで、グレコで出場。

技を出す思い切りは悪くない。さあ、勝負。
慣れないグレコで、遠征合宿でも苦しんできましたが、グレコの楽しさも実感してきたようです。

相手は熊本県の選手。力がありそうだ。

なかなか攻めさせてもらえません。うーん、苦しい。

結局、1回戦敗退となってしまいました。

彼は本当に明るい性格で、名工にとっても、国体チームにとっても、ムードメーカーとなっていました。

大学進学を希望しています。お前ならどこへ行っても大丈夫だ。大学へ行っても頑張れ!
2回戦から登場のグレコ96s級五藤利彦です。彼も、遠征合宿で苦しみました。性格が優しいためか、なかなか技を出すことができません。練習試合でも、チームメイトが勝っていく中、彼だけ負けが込んだり・・・。
しかし、代表として、諦めることなく、練習してきました。

相手は東京の選手です。さあ、自信を持ってレスリングをしよう!
スタンドで点をとり、ローリングで回して、確実に点をとります。
危なっかしい場面もありますが、この試合は確実にモノにすることができました。
まずは、ホッとしました。

問題は次の相手です。
相手はインターハイチャンピオン。沖縄県の選手です。インターハイでも対戦して、負けています。
もう一度、全国チャンピオンにチャレンジだ。

しかし、何もさせてもらえません。滅茶苦茶やられるわけではないんですが・・・。だからこそ、余計に強さを感じます。
結局、準々決勝敗退となりました。しかし、立派な第5位入賞です。
諦めず、最後まで頑張ったからです!
国体少年チーム監督の下里先生です。今年も、県外遠征をこなし、「国体チーム」をつくってきました。

「絶対、結果を出さなきゃダメなんだ。『愛知県』のために」、「普段はライバル関係の選手が、『愛知』の名の下に今度は仲間になる。最高の経験だ」など・・・。

選手とともに、熱い気持ちで国体に参加します!
グレコ96s級五藤利彦の表彰です。国体チームの中では、一番苦しんでいたかな・・・。

「気は優しくて力持ち」・・・そんな感じの選手です。

マットの外では優しくて最高。マットの上で「鬼」になる訓練が3年間で少しはできたかな。

最後に結果が出て、本当に良かった!
今年の国体少年チームです。
監督 下里 勝(名工)、コーチ 小塚英晃(一宮工)
50s級フリー  兼子和也(星城)、55s級フリー  佐藤 力(星城)
60s級グレコ  西山慎二(名工)、66s級グレコ  岩下明宏(星城)
74s級フリー  浅田雅人(星城)、96s級グレコ  五藤利彦(名工)
120s級フリー 池田雄人(星城)
120s級の池田選手(星城)が見事優勝してくれました。佐藤、兼子(星城)も5位入賞。成年チームも前田選手(星城〜日体大〜ニューギン)が優勝したのを始め大健闘。名工OBの山中良一選手(日体大2年)も5位入賞と頑張りました。天皇杯も16位(47都道府県中)と大健闘しました。この成績は、ここ数年の愛知県チームで最高のものとなりました。本当に愛知県に貢献できてよかったネ!お疲れ様でした!
平成23年度 国体フォト