今年のインターハイは埼玉県です。「彩夏到来08埼玉総体」「限界を超え 飛び立つ者よ 永遠の風になれ」のスローガンのもと、東松山市の大東文化大学体育館で行われました。
名工からは今年は1名の選手が出場します。120s級の高橋佑児です。彼は入学当初は140sありましたが、練習を重ねレスリングができる体型になり、努力してここまできました。パートナーには2年生の山中良一を同行させました。良一にも全国の空気を思う存分吸ってもらいたい!
開会式です。全国から選りすぐりの強者たちが集まりました。今年は1名ですが、この会場にいられることを本当に嬉しく思います。
入場行進です。120s級個人戦出場の選手たちと入場です。彼はいつもニコニコしていて、人当たりもよく、誰からも愛される「気は優しくて力持ち」を絵に描いたような男です。しかし試合でもなかなか勝てなかったり、練習でも技が上手くできなかったり、大いに悩みながらの選手生活でした。けがとの戦いもありました。しかし、愛知県代表となってインターハイへやってきたのです。彼の入場行進を見て、心がふるえました。
だからこそ勝ちたい!さあ、1回戦だ。試合が始まります。相手は長崎県の選手です。なんとか自分の形を作って技を仕掛けたい!
差されても首投げはだめだ!組み手は変えて一本背負いに持ち込みたい!
1点をとったぞ!さあ、ローリングだ!渾身の力をこめて!
しかし、1P、2Pとも判定で負けてしまい、1回戦で姿を消してしまいました。全国大会は厳しい!
でも佑児にとっては今までで、一番いい試合ができたよ。
平成20年度 インターハイフォト