名工レスリング夏の風物詩「永和台夏期強化合宿」。朝練のロードワークです。最近は特に熱中症も心配です。コンディションに気をつけて練習を実施します。
夏休みに入ってからはほとんど二部練習で、午前中は毎朝、ロードワークをこなしてきました。随分と走れるようになってきました。
さすがキャプテン。先頭を走ります。長距離走もレスリングには大切な体力要素。キツいけど頑張れ!
長距離走のあとはグランドで体力トレーニング。手押し車、おんぶ、だっこ、ケンケンジャンプ、ダッシュ、前後左右の変化を付けたダッシュ(アメフト方式)、肩車などなど。次々とメニューをこなしていきます。
写真は手押し車。そのまま進むのではなく、1回腕を進めるごとに、両肘を曲げて、体を地面スレスレに落とします。腕立てを連続しながら進む感じです。これはキツイ。
今日の努力が栄光への第1歩だ!
午後練習後に記念撮影。今年は中学生も2名参加してくれました。OBの先輩も数多く参加してくれています。
夜のミーティングでは、OBの先輩から高校時代の話や、現在の職場での話などを聞かせてもらえます。OBも一生懸命練習している高校生と接して、忘れていた何かを思い出して帰っていきます。世代の離れたOBと高校生が触れ合える最高の場所がこの合宿です。
今年度のレスリング部保護者会で記念撮影。皆さんが着ているオレンジのポロシャツは、監督に内緒で作成されたものです。部員はブルーのポロシャツ。左袖には部訓「闘魂」のワッペン、背中にはチームロゴマークの「NTHS」、胸には監督の似顔絵と、なんと「下里 命」の刺繍が・・・。この刺繍は部員達の要望で入れたそうです。ホントです。
この「ポロシャツ大作戦」には本当にビックリ!泣かされました。監督の下里先生にとっては、最高の夏合宿となりました。先生の奥さんも大変喜んでいたようです。
夏休みの終わりに滋賀県の栗東高校に合宿でお世話になりました。1・2年生だけで初めての遠征です。キャプテン代行は清宮智広。暑い夏休みにやってきた練習を生かして、新チームにつなげたい!
栗東高校は1・2年主体のチームで本当にいい練習をさせて頂きました。田中先生、栗東レスラーズ、ありがとうございました。
年末恒例のNTS東海北信越ブロック強化合宿です。静岡県の稲取で実施されました。今年のコーチはフリースタイルがアテネ五輪銅メダリストの田南部コーチ、グレコはシドニー五輪代表の元木コーチ、総責任者がナショナルチームの土方コーチです。名工チームにとっては、昨年のNTS近畿ブロック合宿で同じメンバーのコーチにお世話になっているので、指導を受ける側としても、昨年の続きのような感じで連続性があり、大変意義深いものとなりました。
合宿の3日目には全日本チームの監督であり、日本レスリング協会の強化委員長でもある富山英明先生(ロス五輪金メダリスト・日大教)がお越しになりました。野球でいえば「星野ジャパン」の星野仙一監督、サッカーでいえばオシム監督からひきついだ「岡田ジャパン」の岡田武史監督と同じで、レスリングは「富山ジャパン」なんです。
高校生のレベルアップと、世界で勝つためにみんなで頑張ろうという意識づけをして頂ました。高校生の顔も真剣です。
「この中から、オリンピックや世界選手権で活躍するレスラーが誕生することを期待します」
富山先生に言われ選手達も燃えます。
五輪選手や、全日本の監督から指導を受けられることもレスリングの魅力です。

「俺たちも絶対強くなってやる!」
年明けには、奈良県の大和広陵高校に合宿でお世話になりました。兵庫県のチームも参加しました。この高校の松尾新先生・森太郎先生は下里先生の大学時代の先輩で、しょっちゅうお世話になっています。今回も正月早々お世話になり、ありがとうございました。
練習最後の筋トレです。二人組んで、いろいろなパターンで次々にメニューをこなします。学校関係なく、コンビを組んで行うこの筋トレは本当にいい練習になるし、また、友達になります。
監督は合宿前に選手達に必ずこう言います。

「練習は一生懸命。友達作りも一生懸命」
今年度、6月に我が名工レスリングOBで現在日体大4年生の平尾清晴君が教育実習で3週間、本校で勉強しました。憧れである「平尾先生」は部員達にとって、良きお手本であり、良き兄貴です。実施期間中に東海総体があり、一緒に参加しました。優勝が1、準優勝が1、3位入賞が4といい結果がでました。平尾先生も「選手が勝ったときは本当に嬉しいですね。少しだけですけど下里先生の気持ちが分かりました」と言っていました。
卒業しても日体大に残って上を目指すことも決まりました。オリンピック選手になれるといいね。応援してます!
平成19年度 合宿・遠征・その他 フォト