全国高校選抜レスリング大会開会式です。今年は第50回の記念大会です。新潟県までやってきました。この大会は毎年新潟県で開催されます。野球でいえば「春のセンバツ」は甲子園、レスリングの「センバツ」は新潟なんです。毎年ここにこれることを感謝しています。 | |
今年は個人戦で3名の選手が東海地区代表として出場しました。 50s級 宇野彰洋 60s級 横井豊大(主将) 120s級 土森泰 それぞれ東海地区ブロック予選で2位になり、全国の切符を獲得しました。個人戦で3名の選手が全国選抜大会に出場するのは、名工レスリング史上最多です。さらに俺たちで歴史をつくるぞ! スパーリングパートナーとして同行した里中淳哉(1年生)も全国の空気を大いに味わいました。 |
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60s級横井豊大1回戦。なんと大会全体の第2試合です。どんなときも明るい、頼もしいキャプテンです。キャプテン自らムードメーカーとなり、新チームを引っ張ってきました。研究心も旺盛で着実にチカラをつけてきました。 相手は大分県の選手。確実にモノにし、1回戦を突破です。これでチームに勢いがつきました。 |
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50s級宇野彰洋1回戦。彼のレスリングセンスには光るものを感じます。チーム内に石村というライバルがいますが、県の予選では接戦で宇野が勝利。東海地区予選では、石村は2回戦で姿を消してしまいましたが、宇野は決勝まで駒を進めました。石村の分まで頑張るぞ! 試合が始まりました。相手は宮崎県の選手です。技がかかり、ポイントを獲得しますが、逆に、ポイントをとられたりと、一進一退の攻防が続きます。 |
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ピリオドスコア1−1。勝負の3Pです。グランドの攻防で相手は返しますが、上に乗られたりとヒヤヒヤものです。身のこなしは宇野も上手いが相手も上手い。最後の最後に宇野にポイントが入り、接戦をものにしました。 2回戦の相手は京都の強豪。まだまだ力の差がありました。結局この選手は決勝進出しました。 2回戦で敗退しましたが、全国大会で1勝したことは大きな自信になりました。 |
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60s級横井豊大2回戦。相手は奈良県の選手。この選手とは、合宿でよく一緒に練習した間柄で友達です。相手も強い選手ですが、練習試合ではいつも接戦でした。予想どおりの大接戦。1Pを先取し、勝負は2Pへ。 | |
2Pは0−0で終了、クリンチとなりました。コインは青。横井の優先権です。フエと同時に片脚から両脚タックル。よし!しかし、相手もタダ者ではありません。なんと「タックル返し」。きれいに決められてしまいました。勝負は3Pへ。またまた接戦。終了間際に1点とられ、結局、2回戦敗退となりました。この選手はこのあと準決勝まで駒を進め、結局3位になります。絶対勝ちたっかったけど、全国3位と大接戦を演じたことは、春の大勝負に向けておおきな自信とはずみになりました。 | |
120s級土森泰は2回戦からの登場です。昨年、1学年上の後藤先輩(全国二冠王)のスパーリングパートナーとしてこの会場にやってきましたが、今年は自分が全国への切符をもぎ取り、選手として新潟へ乗り込みました。先輩から後輩へタスキは繋がっています。 相手は鹿児島県の有名強豪校の選手。名前にビビるな!土森だって、全国を制した後藤先輩と毎日練習してきたんだ。絶対勝てる! |
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試合展開も自分で作れるようになってきました。2回戦、3回戦と突破!写真は3回戦です。 このあとは、さあ準々決勝です。この時点で5位入賞以上が確定。後藤先輩もこの大会は5位でした。そこから、夏に向けて弾みをつけ、最後は日本一になったのです。 相手は奈良県の選手。接戦となりました。1点の攻防が続きます。相手は重く、なかなか技が掛かりません。結局、負けてしまいました。 しかし、全国大会での入賞は自信になります。夏のインターハイ、全国グレコ大会、国体に向けて、本当のスタートが切られた、そう思います。 |