やってきました「2007青春・佐賀総体」。今年のインターハイは九州の佐賀県です。「がばいばあちゃん」の佐賀県です。このインターハイが終わってから「がばいばあちゃん」を読んで感動しました。
大会スローガンは「この夏佐賀に君色の風が吹く」です。がばいばあちゃんのように、力強く、名工の風を吹かせたい!
今年は2名の選手が代表選手です。
50s級 石村健児
120s級 土森 泰
石村のパートナーとして清宮智広、土森のパートナーとして里中淳哉を連れてきました。
2人とも2年生です。
開会式で入場行進。50s級は3月の全国選抜大会はチームメイトの宇野が出場。悔しい思いをしてきた石村は予選で宇野に勝ってインターハイ出場を決めました。
120s級の土森はその全国選抜大会で第5位入賞を果たしています。今回はもうひとつ上を狙いたい!
50s級石村の1回戦。相手は鳥取県の選手です。全国選抜大会に出場した宇野は1回戦を突破してます。その宇野を破ってのインターハイ。
「1回戦負けは絶対に許されない!」
熱い思いでマットに上がります。
宇野の分まで頑張れ!
それにしても、チームメイトにライバルがいるというのは本当に素敵なことです。
さあ試合が始まりました。石村の得意技は「飛行機投げ」です。上手く組み手が作れたぞ!さあいけ!
しかし、お互いの頭と頭がクラッシュ!バッティングです。レフェリーがタイムをとりました。どうやら相手選手の額のあたりが切れてしまったようです。相手の選手が心配ですがこっちも気持ちが切れてはいけません。「気持ちをきらすな!」
監督から声がかかります。
結局、傷が予想以上に深かった為、試合続行不可能「ドクターストップ」で棄権勝ちとなりました。がっくりと肩を落とす鳥取県の選手。無理もありません。インターハイにかける思いは皆同じ。石村の額が切れていた可能性だってあるわけですから、とても勝って嬉しいという気持ちにはなれませんでした。
なによりも、もっと「レスリング」がしたかった!
試合後、セコンドの下里先生と相手選手の握手。レスリングでは必ず、試合が終わると、相手選手と握手をした後、セコンドと握手をします。鳥取県の選手とは春休みの合宿で一緒に練習した仲間です。「君の分まで頑張るよ」そんな気持ちでガッチリと先生は握手をしたんだと思います。
しかし、2回戦は全国選抜チャンピオン。日本一の高校生です。鳥取県の選手の分まで頑張りましたが、壁は高かった。いいところなく負けてしまいました。
120s級土森泰の1回戦。相手は岩手県の選手です。インターハイで入賞するために九州まできたんだ!得意のローリングが炸裂!
1回戦は勝ち上がりました。インターハイのマットで手を上げてもらうのは最高です!2回戦も行くぞ!
2回戦は愛媛県の選手です。体は小さく、あまり技を掛けてきません。土森もやりづらそうです。クリンチ狙いの戦法だと思います。結局、レギュラータイムでは得点が入らず、クリンチになり、負けてしまいました。力を出し切ることができなかったというか、負けた気がしないというか・・・。不完全燃焼で試合が終わってしまった感じです。インターハイで勝つのは本当に難しいです。
帰りに太宰府天満宮に寄りました。「学問の神様」にそれぞれが「お願い」をしました。レスリングだけでなく、勉強も頑張らないと・・・。
努力をすれば、必ず神様は叶えてくれますよね。レスリングも、もちろん、勉強も・・・。
平成19年度 インターハイフォト