今年の全国グレコ大会は大阪です。宿舎は年末のNTS近畿合宿と同じで、知っている場所でもあり、リラックスできました。
この大会は愛知県選抜チームで参加する為、学校の枠を超えて選手の心をひとつにすることが大切です。精鋭16名で開会式後に記念撮影。名工からは7名が代表に選ばれました。
宇野彰洋(50s級)、石村健児(50s級)、加藤大和(55s級)、横井豊大(60s級)、里中淳哉(84s級)、土森泰(120s級)、高橋佑児(120s級)。
7名の代表は名工レスリング部史上最多です。
保護者会で作って頂いた青のポロシャツで参加です。
50s級宇野彰洋の1回戦。相手は兵庫県の選手。全国選抜には出場したものの、インターハイ、国体はチームメイトの石村に譲ってしまいました。お互いがいたから強くなれた。グレコでは宇野が県の1位。東海総体で賞状をゲットした得意のグレコで爆発だ!
ピリオドスコア1−1。勝負の3ピリオド。クロスボディで持ち上げろ!
結局、接戦を制して勝利!名工の初陣を飾ったゾ!
名工主将、横井豊大登場。相手は大阪の選手。横井も全国選抜には出場したものの、インターハイ、国体は逃してしまった。度胸の良さが売り物の我がキャプテン!グレコは実は得意だぜ!スタンドからガンガン飛ばせ!
スタンドで相手を翻弄。強い、強い!この写真の後、最後はジャーマンスープレックスが爆発!5点獲得!
圧勝の1回戦でした。
この勢いで2回戦もいくゼ!
50s級石村健児の1回戦。どちらかというとグレコはあまり得意ではないかな・・・。なんていう無責任なことは県の代表になったからにはいえません!変則グレコ殺法だ!飛行機投げで相手をフォール!見事です。
55s級加藤大和はレスリングセンスに溢れた選手。全国大会はこの大会が最初で最後なのが残念なほど。
得意の巻き投げ爆発!
クロスボディからの攻撃もオリジナルホールドを開発!腐らずに一生懸命練習してきたことが全国の舞台で出せたと思います。
1回戦は難なく突破!
宇野彰洋の2回戦。相手は群馬県の選手。クロスボディで立たれてしまったが引っこ抜け!
でも相手のほうが上手かった。結局2回戦で敗退となっってしまいました。
減量がきつくて心配だったけど、よくやりきりました。最終的にはいい状態でマットに上がれたネ。
石村の2回戦。またまた変則グレコ殺法が決まり、飛行機投げで相手をフォールです。ホントはグレコの方が得意か?
60s横井豊大2回戦。相手は青森県の選手。スタンドではお互い技がかからない。グランドでは先に回しましたが、後で回され逆転されてしまいました。スタンドでも「指を掴む」という反則ギリギリのブロックにあい、なかなか得意の組み手を作らせて貰えません。結局2回戦敗退となってしまいました。
ウーン、悔しい!
50s石村健児3回戦。相手は大阪の選手。1・2回戦の試合を見られていたせいもあり、得意技は簡単にはかからない。大接戦となりましたが、闘魂爆発!見事勝利!
しかし、石村がグレコでベスト8に進出するとは・・・。
まさに練習のたまものです!
120s級高橋佑児(2年生)の1回戦です。運動経験もなく、入部当時は140sあった体重が今では115s。両膝を怪我してリハビリ生活が長くかかったり、苦労しながらも頑張っている選手です。残念ながら1回戦敗退ですが、この経験は必ず生きる!
この頑張りがあるからこそ、チームメイトからの信頼は絶大です。
84s里中淳哉(2年生)の1回戦。全国デビュー戦です。7月の国体県予選では2年生ながら他校の3年生を破って優勝、10月の国体の正選手に選ばれました。まだまだ荒削りですが、勢いはあります。
1回戦は得意のローリングが次々炸裂!全国デビュー戦を飾りました。
名工、そして愛知県チーム期待の120s級、土森泰登場。3月の全国選抜は5位、インターハイは順位なし。このグレコ大会では必ず賞状を持って帰る意気込みで大阪に乗り込みました。1回戦は見事にフォール勝ち!
昨年、1学年上の後藤先輩はこの大会で優勝!一緒に練習してきたこのオレも必ず決勝までいくゾ!
土森泰3回戦。相手は三重県の選手。この選手とは合宿などで本当によく一緒に練習してきた関係で仲良しです。が、試合ではやっぱり負けるわけにはいかない!見事勝利!
この選手のぶんまで頑張るぞ!
いよいよ準々決勝。1ピリオドを確実にとりました。ハーフタイムです。勝負はスタンドだ!2ピリオドで決めてこい!
下里先生も保護者会の皆さんが作ってくれたポロシャツで大会に参加しました。
今回は、本当に多くの保護者の皆さんが大阪までかけつけてくれました。オレンジのポロシャツで大応援団です。他県の先生方にも「すごいな〜」と羨ましがられました。
スタンドからの得意のバックポイント!そのあとはローリング大爆発!危なげなく勝利!これでベスト4だ!やっとここまできました。が、問題はやはりこのあとの準決勝なんです。
準決勝の相手は奈良県の選手。この選手も合宿などでよく一緒に練習してきた関係で仲良しです。しかも、3月の全国選抜大会で接戦で負けた相手。このライバルに勝たなければ決勝はない!
得意のローリングもなかなか決まりません。お互い技が何もかからず、コインの優先権で1ピリオドをとられてしまいました。
スタンドでなんとしても1点を・・・!しかし相手は大きい、重い!技がかかりません。
結局2ピリオドもコインの優先権でとられてしまいました。
残念ながら決勝に進むことはできませんでした。
しかし、明日、敗者復活戦で1回勝てば3位で銅メダルです。
気持ちを切り替えて今日はゆっくり休もう・・・。
翌日の敗者復活戦の最終試合、3位決定戦です。勝てば3位、負ければ5位。3位と5位じゃえらい違いだ!
スタンドで勝つぞ!
しかし、相手に上手く投げられた・・・!
残念・・・今回も5位に終わってしまいました。準決勝まで進んで5位はないだろ・・・というなんだか釈然としない感じです。
やはり、全国で勝つのは難しい。
120s級の表彰式です。結局メダルには届きませんでしたが、準決勝まで進み、価値ある5位入賞です。10月の国体では必ずメダルを持ち帰ろう!
全国のみんなも必死、でもそれ以上に必死になろう!
下里先生も土森君も嬉しさ、悔しさ、半々かな?しかし、今回は愛知県チームで賞状はこれ1枚。価値あるものとなりました。
土森君が着ているポロシャツは保護者会で作ってくれたものですが、胸のポケットには監督の似顔絵、その上には、刺繍でなんと「下里 命」・・・。ちょっとすごすぎるんですけど・・・。
お母さん方の話によると、生徒の希望で入れたそうです。決して下里先生が自分で作って無理矢理生徒に着させているわけではありません(笑)。保護者会のオレンジポロシャツと生徒のブルーポロシャツの作成は、下里先生に内緒で行われた作戦でした。
でも、下里先生はこの「ポロシャツ大作戦」大いに感動したことはいうまでもありません。
平成19年度 全国高校グレコローマン選手権大会フォト