今年の国体は岩手県宮古市で開催されました。大会愛称は「希望郷 いわて国体」、大会スローガンは「広げよう感動 伝えよう感謝」です。そしてもう一つ、大会愛称の前に、着けてある言葉があります。それは、「東日本大震災復興の架け橋」です。
岩手県宮古市は震災でとても被害が大きかった地域です。この地で国体が開催されることは、とても意義深いことです。日本中が悲しみにくれた大震災。「復興の架け橋」の一員になりたい!チーム愛知、頑張るぞ!
名工からは、2名の選手が国体チームに選ばれました。84s級グレコの下仲涼希です。
高校からレスリングを始めました。彼の良いところは「明るさ」です。名工ではキャプテンを務めました。いつも明るくチームを引っ張り、自分が負けても明るくサポートに回ることができる強さ、優しさを持っています。選抜もインターハイも全国グレコ選手権も、JOCも出場していません。それでも諦めずに頑張ってきました。国体予選の決勝は大接戦の末、見事勝利。国体選手の権利を獲得しました。試合後の涙を忘れません。
国体選手となってから、グレコローマンの練習を始めました。全国グレコ大会も出られなかったので、これが初めての全国大会です。
普段の練習で初めはとまどっていたグレコですが、だんだんと慣れてきて、「グレコ楽しいです」となってきていました。

ただ、相手は神奈川県の選手で、実績もある選手。なかなかポイントをあげることができません。

結局、1回戦で敗退となってしまいました。

卒業後は就職します。その明るさで、きっと良い仕事ができると思います。

グレコ96s級の小舩賢登(2年生)です。本来は一宮工業高校の3年生の選手が正選手でした。ただ、大変残念なことに、その選手の就職試験と重なってしまい、出場することができなくなってしまいました。急遽、補員登録の小舩が出ることになったのです。
賢登はグレコが好きな選手。夏の全国グレコ大会も出場し、1回は勝ってます。春のJOCでもグレコで出場しました。
ただ、まだまだ全国で勝てる選手ではありません。巻き投げを狙うもすっぽ抜けてしまいます。

結局、何もできずに負けてしまいました。

しかし、まだ2年生。しっかりと練習し、この秋から勝負だ!
今年の国体チームです。
監督 下里勝(名工)   コーチ 奥田賢市朗(稲沢東)
50s級フリー榊原凌我(星城) 55kg級グレコ小川 力(星城)
66s級フリー鈴村太一(一宮工) 74kg級フリー丸目哲郎(星城)
84s級グレコ下仲涼希(名工) 96s級グレコ小舩賢登(名工)
120s級フリー森右秀(星城)
今年も2回の遠征合宿、強化練習会を経て、本戦を迎えました。学校の壁を越えて、良いチームにまとまったと思います。今年は2年生が多いチームでした。来年が楽しみです。    
平成28年度 国体フォト